8ヶ月の息子が川崎病になり、約2週間に渡り入院生活を送りました。
入院生活中、息子の病状が心配だったのはもちろんですが、2週間ずっと付き添いをしていたママの事もすごく心配でした。
狭い空間で自由な時間をもてない状況でストレスもすごかっただろうに、愚痴も弱音も吐かずに頑張ってくれたママに本当に感謝すると共に、人として尊敬しました。この人が息子のママで本当に良かった。
その気持ちを忘れぬよう、子供、特に乳幼児の入院への付き添いがどれほど大変か記録しておこうと思います。
子供の入院の付き添いは外出もままならない
ルール上は外出はもちろん可能ですが、具合の悪い赤ん坊はママへの依存度がかなり高くなっています。看護師さんに任せて外出しようものなら、ママがいない間、ずっと泣き続けます。実際、我が家の息子もそうでしたし、同部屋に入院していた子供たちもそうでした。
泣かせておけば良いとも言えますが、やはりかわいそうでなかなかそうもいかない為、なるべく外出を控えようとしてしまいます。
子供の入院の付き添い人は病室で食べれない
外出もままならないのに病室で食事を食べるのは禁止されています。何というかもう矛盾した状況で無理難題ですよね・・・。病院内の売店でおにぎりなどを買って休憩スペースで食べるか、病院の食堂に行って食べるかする感じになります。
我が家の場合、朝、パパがパンやお弁当を買って届けて、それを朝ごはんや昼ごはんにしてもらいました。夕方、再びパパが病院へ行き、ママとしばし付き添いを交代。その間に夕ごはんを食べてもらってました。
パパや他の家族の協力が無いと食事は相当に偏ったものになると思います。
子供の入院の付き添い人用のお風呂やシャワーはない
入院している子供用のシャワーやベビーバスはありますが、付き添い人用のお風呂やシャワーはありません。シャワーを浴びる為には、家に帰るか近くの銭湯などに行く必要があります。
食事と同様、外出もままならない状況な為、2日に一度、シャワーを浴びに家に帰るという感じでした。ママはお風呂好きなので、ストレスの多い生活の中、お風呂でリフレッシュも出来ず、大変だったかと思います。
子供の入院付き添い人は眠れません
過酷な生活を強いられる中、更に睡眠もままなりません。具合の悪い息子はいつにも増して夜間ぐずっておきますし、同部屋の他の赤ちゃんの泣き声も鳴り響きます。ようやく眠れても、体温測ったりなんだで看護師さんが来て起こされたり。
ほとんど眠れてない話を日々、聞いていたので、倒れてしまわないかとても心配でした。
子供の入院付き添い人のベッドは寝心地がすごく悪い
息子が入院していた病院場合、付き添い人のベッドは折り畳み式の簡易ベッドでした。おそらく多くの病院も似たようなものだと思います。この簡易ベッド、寝心地がとても悪いそうです。妙な寝心地の為、同じ体制で寝ているとすぐに腰が痛くなるのだとか。
ただでさえ眠れない状況の中、普通に横になっているのも辛い状況でした。
子供の入院部屋の椅子の座り心地がすごく悪い
昼間はベッドを畳んでないといけない為、居場所は強制的に用意されている椅子のみになります。この椅子がまた座りにくい。少しでもだらっと座ると腰の部分に空間が空いてしまい、すぐに腰が痛くなってきます。我が家ではクッションを持ち込んでいましたが、それでも座りやすい状態とは言い難かったです。
ごつい手すりが付いていて、それが邪魔で、息子を抱っこしながら座るのも一苦労でした。
子供の入院の付き添い人のまとめ
細かいところを上げれば、大変な事はもっとあったかと思いますが、大まかには以上のような状態です。息子も心配でしたが、私としてはママの事もとても心配だった為、川崎病の完治前に強引に退院をさせてもらいました。
こうやって振り返ると、ママはいつ倒れても不思議では無かったなと恐ろしくなります。頑張ってくれたママに本当に感謝です。
もし我が家と同じようにお子さんが入院してしまっている方がいたら、ママの大変さを周りの人がより多く理解して、サポートしてもらえればと思います。
