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【川崎病入院記】8ヶ月の息子が入院して川崎病と分かるまで

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8ヶ月の息子が入院して早いもので1週間が経ちました。
ハラハラしたりホッとしたりホロっとしたりしつつ、あっという間で怒涛の1週間でした。
経過を振り返っておきたいと思います。

8ヶ月の息子が入院しました8ヶ月の息子が入院する事になりました。その顛末を記録しておきます。...

8ヶ月の息子は入院当初は川崎病ではなく肺炎という診断

高熱が3日続いた結果、入院となった息子の病名は当初、肺炎でした。診断の根拠はレントゲン写真と高熱以外に目立った症状が無かった事でした。

その為、入院から3日間はビクシリンという抗生物質を点滴にて投与。このビクシリンは肺炎の場合、一番最初に投与するペニシリン系のポピュラーな抗生物質らしいです。

8ヶ月の息子の痛々しい点滴の様子

丸3日経っても効かなかった抗生物質ビクシリン

入院から丸3日が経った4日目。抗生物質を投与したものの、息子の熱は一向に下がる気配は無く39度前後を彷徨い続けます。4日目にしてその状態なので、どうも「肺炎じゃないんじゃね?」という疑念が、我々親にも先生方の間にも広がり始めます。

一口に肺炎だとしても、その原因となる細菌によっては効く抗生物質が変わってきます。その為、5日目からは別の抗生物質を投与する事になりました。

それと並行して裏で行われていたのが初日に採血した血液の培養検査というもの。これは肺炎の原因となる細菌を特定する為の検査らしく、検査結果が出るまでに数日かかるそうです。

この時はもう不安がいっぱいでした。このままずっと熱が下がらないんじゃないか?実は肺炎じゃなくてもっと重い病気じゃないのか?熱の塊のような息子を抱っこしながら、不安な気持ちは大きくなるばかりでした。

5日目にして突如現れた川崎病という容疑者

入院5日目。抗生物質が変わると共に、息子の体に変化が現れました。BCGの跡が赤く腫れ出したのです。

赤く腫れ上がったBCG跡

たまたま、今年、娘の保育園の友達の家で川崎病にかかった子がいた為、ママがこのBCG跡が腫れたのを見て川崎病では?と疑い始めました。看護師さんと先生にも伝えたところ、川崎病も含め、何の病気か検討するとの事でした。

そうこうしているうちに、お尻からふくらはぎ辺りにも赤い斑点のようなものが出始めます。我々夫婦の間では、もう川崎病だろうという結論に達しておりました。

治療を急ぐ必要がある川崎病

川崎病は全身の血管に炎症が起きる原因不明の病気です。心臓に合併症が起こる可能性もあり、そうなると命の危険もある怖い病気です。

ちなみに、病名と神奈川県の川崎市はまったく関係がありません。川崎富作という方が発見した為、川崎病と呼ばれているとのこと。

川崎病の主な症状は以下の6項目。

  1. 5日以上続く高熱
  2. 目の充血
  3. 手足の先が赤く腫れる
  4. 皮膚の発疹
  5. いちご舌
  6. リンパの腫れ

このうち5項目が該当すると川崎病と即診断されます。息子は1の高熱と4の発疹だけ該当してましたが、乳児が川崎病にかかったとき特有の症状であるBCG跡の腫れがあった為、川崎病だろうという事になりました。

川崎病の後遺症で恐ろしいのが心臓の冠動脈障害。冠動脈に瘤ができるなど障害が起き、下手をすると心筋梗塞の恐れもあり、遅くとも発熱から10日以内に治療を開始する必要があります。

息子が高熱を出してからこの時点で7日目。早く治療を開始してくれ!という思いで先生方の判断を待っていました。

川崎病と診断されて治療開始

翌日、入院6日目。これはもう川崎病だろうという事で、午前中から川崎病の治療が開始されました。なお、前日の夜からもし川崎病だったらに備えて、アスピリンという血液をサラサラにする薬の投与は始まっていました。その為、息子は鼻血を出したらしいです。

本格的な治療には免疫製剤というものを24時間投与します。先生から聞いた説明によると、この薬は血液から免疫関連のものを抽出したもので、輸血に近い治療法だそうです。その為、輸血時のリスクと同様のリスクがあり、同意書を書かされました。

正直、この時はリスクは致し方なし!早く治療を始めてくれ!という気持ちが先行してましたね。あと、点滴、心電図、脈拍計だかの線が取り付けられる為、息子が束縛されます。そうなるとほぼずっと抱っこの状態が続くので、その不安もありました。

川崎病の症状にものすごく聞いた免疫製剤

治療開始から24時間が経過して、点滴が外される頃、ついに息子の熱が下がりました。解熱!!

ママからLINEでその知らせを受けた時、ホッとして軽く涙が出ました。川崎病の治療始めたし、後遺症の不安はあるけど、まあ熱は下がるだろう、と考えていたのに、やはり本当に熱が下がったと聞くと、胸にくるものがありました。

何せ8日間ほど39度前後の熱が続いてた状態でしたから。まあ、息子本人は高熱に慣れたのか知りませんが、実は結構、元気にはしておりましたが・・・。

病院に行って、息子を抱っこしてみたら、なんとひゃっこい事。まったく熱くない。おでこに触るまでもないほど明確な違いを感じました。ああ、平熱ってこんなに冷たいもんなんだと実感しました。

そして、まあ、元気。動き回るは笑いまくるわ叫びまくるわ。同じ病室の他の方々に迷惑この上なしです。

こりゃもう退院できるんじゃなかろうか?と思うほどでした。

まだまだ続く8ヶ月の息子の川崎病入院生活

入院中に吸入器をあてられる息子

すごく元気でも、体の中にはまだ川崎病は残っているそうです。血液検査をするとそれがわかります。かなり良くはなっているものの、やはりまだ炎症反応が残っている為、まだしばらくは入院ですねと先生に言われます。

「あとどのくらいですか?」と恐る恐る尋ねると、

「早くて1週間、長いと2週間ですね」との返答。

ま、まじですか。。。

あと1週間としても今日までが1週間なわけだから、まだ折り返し地点ですか。。。そうですか。。。

と、ちょっとしんどい気持ちになりつつも、とりあえずこっからは楽チンな下り坂のようなもの。後遺症が残るかの心配はありますがとりあえずは一安心。少なくとも心はそんなに辛くない日々が続くと思われます。

付き添いのママはまだまだ辛い日々が続いてしまうけども、できる限りのサポートをしつつ、残り1週間?耐え忍びます。

また少し落ち着いたら、付き添いママの入院生活みたいな記事も書こうと思います。いや、本当にどのママも大変です、病院の付き添いは・・・。

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