息子が川崎病で入院して15日目。なんとか強引に退院しました。
前の晩から複数回の嘔吐があったのと、血液検査の結果、まだ川崎病の反応が少し残っている事から、先生にはあと2〜3日入院しましょうと言われたんですが、無理言って退院させてもらった感じです。
川崎病での入院から強引に退院した理由
川崎病が治りきっていないのに退院させてもらったのにはいくつか理由があります。
息子もママも眠れない
入院してるととにかく眠れません。うちの息子も含め、一晩中、常に同室の赤ちゃんの誰かが泣いてる状態が続きます。それに加え体温測ったりなんだで看護師さんに起こされます。昼間も騒がしい為、昼寝もままなりません。
別の感染症のリスクがある
退院当日の朝、隣りに入院してた子がRSウイルスに感染してる事が発覚し、昼前に隔離病室へ移されました。入院してると別の病気をもらうリスクもある事を実感して怖かったです。
ママの負担が大き過ぎる
乳幼児の入院の付き添いはとにかく過酷です。寝れないのもそうですし、外に出れない、シャワーも浴びれないなど、体にも心にも負担が大き過ぎます。愚痴も弱音も吐かずに息子に寄り添ってくれたママに感謝です。
娘もパパも限界間近
娘は寂しいの我慢して頑張ってくれてましたがやはりかわいそうでした。そしてパパも娘の世話と家事に加え、病院への往復を日に2回という負担。仕事もままなりません。いろいろと娘もパパも限界間近でした。
入院してるメリットが少ない
そんな感じでいろいろと大変な割に入院のメリットが実は少なく感じてました。点滴など特別な治療をしている訳ではなく、主に経過観察の検査が主の入院。
もちろん、病状が悪くなったときはすぐに対処してもらえるという安心感はありますが、先のマイナス面と天秤にかけるとメリットが少ないなと思い、先生にお願いして退院させてもらいました。
退院した日の夕方にひどく後悔
退院して家に帰った直後は温和な時間が流れました。息子も家の方が落ち着くらしく、すごく楽しそうにはしゃいでました。
しかし、夕方。状況が一変します。
昼寝から目覚めた息子の元気がありません。熱がみるみると上がっていきます。氷枕や脇、腿を冷やしても効果なし。最高で39.6度まで上がりました。
このときはもう退院した事への後悔と何も出来ない無力さで心が折れてました。
病院への電話で平静を取り戻す
熱が下がる気配が無いので病院に電話しました。当直の先生が対応してくれ、症状を伝えると、
「川崎病の再発ではなさそうだし、もし入院したとしても特にやれる事はない。痙攣などおかしな症状が出たらまた連絡下さい」
と、ざっくりまとめるとそんな回答を頂きました。
ここで夫婦揃って少し平静を取り戻します。先生との会話から今出来ることをピックアップ。
- 部屋の温度を下げる
- より清潔な空間に寝かせる
- 湿度を下げない
- とにかく冷やす
冷房の設定温度を下げて、レイコップで布団を掃除し、空気清浄機と加湿器のスイッチをオン!
そして息子を冷やす。頭と首、脇の下、腿。冷やしまくりました。
翌朝、元気な息子に心底安堵
翌朝には息子は何事も無かったかのように元気いっぱい。熱も平熱になり、よく笑い、よく動き回ります。
心配していた嘔吐もなく、心底安心しました。
退院の判断が間違っていて、取り返しのつかない事になったら。。。
と、悪い事ばかり考えてしまっていたので本当に良かったです。
その後、熱は上がる事なく、咳や鼻水はあるものの元気に過ごしています。
無事に自宅で迎えられた生後9ヶ月の日
退院の翌日に息子は生後9ヶ月を迎えました。些細な事ですが、自宅で9ヶ月のお祝いが出来て良かった。
みんなでケーキを食べて、歌って、笑い合いました。毎月の当たり前だったイベントが胸に染みました。
明日は病院へ行き、再度の血液検査です。やはりまだまだ心配の火種は心の奥で燻っていてなんだか落ち着かずザワザワしてます。
川崎病がしっかり良くなってる事を祈ります。
[box06 title=”川崎病についてのおすすめの本”]
[/box06]